12月10日宇宙旅行オンライン講演会を実施しました

お知らせ│令和5年1月13日

12月10日(土)午前に大分県内の高校生に向けて宇宙旅行に関わる3名のトップランナーによるオンライン講演会とトークセッションを行いました。この講演会は年間2回行うオンライン講演会のうちの第二回で、宇宙旅行に行く人、宇宙旅行を作る人、宇宙旅行機を作る人にお話いただきました。

【第一部】講演

最初は稲波紀明氏(InamiSpaceLaboratory株式会社 代表取締役)から「宇宙旅行予定者から見た100 兆円に拡大する宇宙ビジネスの可能性」についてお話しいただきました。

稲波さんが子どもの頃から宇宙に興味があったお話から、実際に宇宙旅行が決まってどんな訓練をしたかまで、宇宙旅行のイメージが膨らむお話をしていただきました。宇宙旅行にかかるお金に驚いたという高校生の声も多く聞かれました。

稲波紀明さんの講演

次に、中島修氏(株式会社日本旅行 宇宙事業推進チームマネジャー)から「宙ツーリズム企画者の視点」についてお話いただきました。

子ども向けの星空ツアーやロケット打ち上げツアーなど、中島さんが同行されたツアーやイベントのお話をしていただきました。お話を聞いた生徒からは、宇宙教育という新しい事業を考えていて面白かった、安全安心な宇宙旅行サービスを考えていてよかった、などの声が上がりました。

中島修さんの講演

    
最後に、眞鍋顕秀氏(株式会社SPACE WALKER 共同創業者&代表取締役CEO)から「宇宙旅行用スペースプレーンの未来」についてお話しいただきました。

宇宙旅行に行くためのスペースプレーンの技術革新や宇宙旅行のこれからをお話しいただきました。視聴した生徒からは、人だけではなく、乗り物も使いきりではなくて、再利用できるように開発する考えが凄いと思いました、という意見が上がってきました。

眞鍋顕秀さんの講演


【第二部】パネルディスカッション
菊池優太氏(宇宙STEAM教育アクセラレーター、一般社団法人SPACEFOOD SPHERE理事)をモデレーターに、「世界を変える宇宙旅行」というテーマでお話しいただきました。第一部の講演で出た質問や共通テーマについて、それぞれのご経験から大分の宇宙港に対する展望や大分への期待についてお話があり、視聴者からも大分の可能性を感じたという声が出ていました。

パネルディスカッション

今年度のオンライン講演会はこれで終了ですが、これをきっかけに宇宙に興味が湧いた方はぜひ2023年1月28日(土)の「宇宙と科学の高校生シンポジウム(SSHS)」にご参加ください。

宇宙と科学の高校生シンポジウム(SSHS)

宇宙にまた違った面から関わるトップランナーのお話や宇宙に関するワークショップを体験することができます。大分県内の高校生は1月13日まで受付しておりますので、ご応募お待ちしております!