1月28日(土)宇宙と科学の高校生シンポジウム(SSHS)を開催しました

お知らせ│令和5年2月3日

2023年1月28日(土)に大分県教育センターにて宇宙と科学の高校生シンポジウム(SSHS)を開催いたしました。 SSHSは、大分県教育センターにてSTEAM教育や宇宙科学技術を通じて、次世代人材の育成を目指すイベントです。

大分県内の高校からおよそ100名の学生が集まり、開会式がスタートしました。

空港のターンテーブルの周りに集まる人々

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【トークセッション 宇宙とSTEAM教育の未来】

開会式の後、午前中は、「宇宙をSTEAM探求するとはどういうことか」「宇宙のこれからをどのように考えていくのか」を東京学芸大学の大谷教授とSTEAM JAPAN代表理事の井上氏、宇宙STEAM教育アクセラレーターの菊池氏、大分県商工観光労働部先端技術挑戦課の堀氏をはじめとした方々に教育に関わる立場からお話いただきました。

部屋に集まっている人々

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【OITA STEAM MISSION PROJECT 最終発表会】

続いて、OITA STEAM MISSION PROJECT 最終発表会が行われました。

約半年間、課題研究「OITA STEAM MISSION PROJECT」において、学校や学年の枠を超えた高校生たちが“実社会”に結びついた社会課題の探究を行ってきました。全9チームのうち、選抜5チームが、その成果を発表しました。

部屋に集まっている人たち

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テキスト, ホワイトボード

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審査員からの投票の結果、最優秀賞に選ばれたPROJECT OCEANチーム!山田課長から講評をいただきました。

【特別講演:宇宙と地球のこれからー宇宙を夢で終わらせないー】

いまや宇宙開発は、世界各国が競い合う一大産業です。アメリカ、中国、インド、ロシア、イギリス…世界の名だたる国々が、宇宙産業に投資し、次々と衛星を打ち上げています。アメリカ航空宇宙局(NASA)から第一線で活躍する小野氏をお招きし、世界の宇宙産業の“いま”を語っていただきました!

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高校生から小野氏に直接質問をする貴重な時間もありました。

【ワークショップ】

午後は、STEAM教育を体感するワークショップを実施しました。ロケット制作から未来の宇宙食開発まで、多様なアクティビティを体感し、宇宙産業の未来と実現可能性について考えました。

ワークショップA:宇宙に向け、マイロケットを飛ばそう!

公園で野球をしている人

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ワークショップB:SPACE×数学を通じて、宇宙を探究しよう!

手でサインする男性

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ワークショップC:大分食材×月産食材で新月面メニュー開発に挑戦しよう!

フライパンで料理をしている女性

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ワークショップD:VR体験を通して、宇宙での微小重力実験を考えよう!

机に肘をついている女性

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【参加した生徒からの声】

実際にイベントに参加された高校生からは、同じ高校生の発表から受けた刺激や、ワークショップを通じて答えのない課題に対して取り組む楽しさについての感想、宇宙をより身近に感じ興味を持つことができたなど普段は得られない学びをしたことに対してのポジティブな感想がたくさん集まりました。

実際の感想(一部抜粋):

・遠い宇宙の話がグッと身近に感じられるようになった一日だった。 月面オリンピック、宇宙メイク道具などどんなことも考え方自体で宇宙に結びつけられることがわかった。 興味深く、貴重な話を伺えて楽しかったです。

・数学は答えにまでたどり着く過程やその考え方を深めることが大事だと考えていました。今日のワークショップで答えがない問題というものを初めて解き、混乱しましたが、答えがないだけであって考え方のプロセスはほとんど変わらないことを知りました。学校では、誰かが作った答えのある問題を解かされますが、たまには今日のようなタイプの問題も解く時間があったらいいなと思いました。

・自分で考えてチームの人と協力して自分達なりの解答に辿り着いていくプロセスが楽しかった。

・同年代のSDGsの研究発表がすごくよかったです。学校でも同じような取り組みをしますが、今日の発表のような具体的に商品を開発したり考案したりするようなことは行わないので、アクションすることの素晴らしさを感じました。他校の生徒の発表は聞いたことがなかったので、新鮮な気持ちで聞いていました。

・高校生の半年をかけた発表がすごかった。 どの班も今の環境問題や身近な問題に対して真剣に向き合ってどうしたらいいかをいろんな人の力を借りて具体的に考えていてすごいなとおもった。 自分もSDGsのバッチ欲しいです。

空港のロビーにいる人たち

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<開催補足> 

開催に際して、大分県教育センター内では新型コロナウイルス感染予防対策実施の上、進行しました。