大分県高校生へのメッセージ
今年度の大分県STEAM教育事業のテーマは、「想像以上の、未来を描こう。」です。正解がひとつではない今の時代、“イマジネーション(想像)”や“クリエイション(創造)”といった力が、これまで以上に求められています。このプログラムでは、普段とは違う出会いや経験を通して、自分で考え、仲間と一緒に挑戦することの楽しさを体感できます。ワクワクする気持ちを大切にしながら、自分だけの“想像以上の未来”を、描いていきましょう!
キミの想像の限界をちょっと越えてみるだけで、
世界は何倍にも大きく広がっていく。
地域の問題も、最先端のテクノロジーも、
データサイエンスを入り口に繋いでいくと、
思いがけない可能性が、どんどん見えてくるはず。
想像のリミットを解き放って、
まだ見ぬ未来に向けて、一緒に踏み出そう。
令和7年6月7日
県内高校生向けに、自身の興味関心を深掘り、高校生活の中でも役に立つアイデアを得られるキックオフイベント。
令和7年7月~令和8年1月
宇宙、脱炭素、生成AI、そしてデータサイエンスをテーマに、学年・学校の垣根を超えた各グループが興味関心のあるテーマを深掘りし、社会課題解決に向けた取り組みを実施する探究講座。
令和8年1月24日
県内高校生 / 一般参加者が宇宙や科学の実践者たちの講演や、さまざまなワークショップを通じてSTEAM教育を体験できるイベント。
大分県では、令和3年度から先端科学技術分野等で幅広く活躍できる次世代人材を育成するために「大分県STEAM教育(次世代人材育成)推進事業」をスタートしました。その中心とも言える、OITA STEAM PLATFORMは、大分県の高校生が主体となってSTEAM教育を体感してもらえる第2の学びの場。5年目となる今年は、皆さんにさらにSTEAM教育を体感してもらえる多様なプログラムを実施いたします。STEAM教育を通じて、分野横断的な視点で社会の課題を解決するスキルを身につけ、大分の未来について考えてみましょう。
県内の高校生が、データサイエンスやSTEAM教育、SDGs、カーボンニュートラル、メタバースなど現代的諸問題の解決に向かう思考力・創造力を育成する教育機会に触れることで、学校の教育だけでなく、大分を舞台とした、次世代の学びを本事業の中で体験します。また、今後のスペースポート開港に伴う県内の宇宙産業を担う人材育成を目指します。先端技術や脱炭素技術を通じて、県内の高校生が社会につながる学びを習得することで、次世代人材としての成長を期待しています。
STEAM教育とは、科学・技術・工学・芸術・数学の5つの英単語の頭文字を組み合わせた造語。科学(Science)、技術(Technology)、工学(Engineering)、アート(Art)、数学(Mathematics)の5つの領域を対象とした理数教育に創造性教育を加えた教育理念。知る(探究)とつくる(創造)のサイクルを生み出す、分野横断的な学びです。データサイエンスは、統計やプログラミングを用いてデータから洞察を得る分野です。STEAM教育に組み込むことで、多角的思考、実践的スキル、創造性の促進、問題解決能力の向上など、21世紀に必要な能力の獲得につながります。
VUCA時代※の今、大分、日本、世界の未来を切り拓くために、大分から新たな人材育成を推進。大分県教育委員会では、STEAM教育やSDGsなどを通じて、先端科学技術分野等で幅広く活躍できる次世代人材の育成を目指しています。本事業は、STEAM JAPANが中心となって、地域や自治体、企業、大学等を結ぶ「人的ネットワークの形成」や「学び(STEAM教育)の場の提供」を行うことで、大分県内で学ぶ高校生の思考力・創造力を育みます。
VUCA時代とは変動性が高く、不確実で複雑、さらに曖昧さを含んだ社会情勢を示す。
年内に大分県内で開催される宇宙甲子園予選に向けて、参加する中高校生が、事前に宇宙分野の知識・課題認識・探究的思考・チームワーク力を身につけるための1日講座を開催します!
大分県教育委員会では、高校1、2年生を対象として、世界へ挑戦する気概やリーダーとしての素養の育成に向けて、世界で活躍する講師の講演や生徒間の協議発表などで構成されるグローバルリーダー育成塾を年3回実施しています。
大分県内の高校生が、学校対抗で科学技術・理科・数学等における複数分野の知識・技術を競う場を提供します。科学好きの裾野を拡げるとともにトップ層の伸長を図り、将来の有為な科学系人材の育成につながることを期待しています。
昨年度本事業に参加した
生徒の感想
OITA DATA SCIENCE EXPO
(今回学んだ)データ処理の方法は、学校での授業や情報の授業で活用していきたいです。
データを整理し、そこから課題を設定して問題解決の方法を探すという方法を学びました。学校での総合的な探究の時間の時に、データを生かした考えをもっと使いたいと思いました。
AIと人間の違いを理解できたので、人間のいいところ、いいところAIのいいところをそれぞれ活かしていきたいです。
STEAM課題研究特別講座
普段の学校生活では得られない課外活動ならではの経験や考えを得ることができた。
メンターの方からの発表スライドなどへのアドバイス、ヒアリングやアンケート作成への支援といった援助のおかげで活動しやすかった。
私自身他校の生徒と協力し、一つの問題を探究する活動が初めてで、半年に渡り貴重な体験ができたからです。
OITA STEAM FESTA
現在の大分の課題など自分の知らないことを知ることができ、体験型ワークショップでは生成AIについてふれて実際に扱うこともできてとても貴重な体験を出来たので有意義な時間になりました。
(水素のワークショップに参加)一言で言うと、最高でした。ロケットを高いところまで飛ばせて、水素の偉大さを体感できたし、話を聞いてもいろんなことに活用できると知って、さらに興味が湧きました。
最初はとても緊張したけどやってみるととても楽しかったです。そして教授のありがたい講義がとても心に残った。